末広がり（平面的）の建物であり、曲線の為、基礎の位置確定が難しい建物でした。トラス、構造、鋼製建具を納めるのが難しく、考慮しました。

斜めのＲＣ壁、５ｍのキャンティレバー(はり出しの一端しか建築物の壁に固定されておらず、上階の一部が大きく張り出している構造)等躯体工事が難しい工事でした。２Ｆ待合室や、３Ｆのラウンジから海を眺めることができる設計になっています。

複雑な設計士の意匠で、木製建具、防水関係に注力しました。墨出し、図面作成にも時間がかかり苦労しましたが、工期内引渡しを行えました。

刈谷市の寺院本堂新築工事。地下ＲＣ部分は打ち放し仕上げ、地上鉄骨部分はサイディング外壁、屋根は一文字風の鋼板横葺き。小屋組みは２２ｍ×１２ｍの無柱空間をつくるため円形鋼管のトラス構造でした。本堂天井は２段傾斜折り上げ天井で、施工図だけでは職方に意図を伝えきれないため、各所床に原寸図を作図しました。

認知症対応型共同生活介護施設。鉄骨造３階建てで、認知症のレベルによってフロアが分かれています。入居者様が使いやすいよう、バリアフリー化・快適さ・楽しさを融合した建物を目指しました。また、全面道路に対して建物が密集していたため、工事中の交通整理に苦労しました。